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農地に対する課税
固定資産税
農地を所有していると固定資産税が発生します。
具体的に支払う税額には所有している農地が一般農地と市街化区域農地のどちらに属する土地であるかによって変わってきます。
一般農地とは、転用の許可を受けた農地や市街化区域農地を除いた農地をいいます。
この場合の税額は、その土地から収穫される農産物による収益を基に求められ、負担水準に応じた税負担の調整措置が適用されます。
対象に、市街化区域農地とは、今後都市計画が予定されている区域内にある農地をいいます。
この場合の税額は評価額に3分の1を乗じた額となり、税負担の調整措置は一般農地と同じです。市街化区域農地の評価方法は宅地と同等とされ、対象の土地の周辺の状況や公共施設からの距離など、宅地とした場合の利便性を考慮します。
その上、条件が類似している宅地の価格から対象の土地に宅地を建造する場合に必要とされる一般的な費用を差し引いた額が評価額となります。
このように、土地の区分から固定資産税の評価方法まで、大きく異なってきます。
農地であるからといって、すべて共通の計算方法が取られるわけではないので、注意が必要です。